新たな気づきと出会いをもたらし、継続雇用から独立起業へと決意させてくれた!
1.ブートキャンプを受講した理由
定年後も継続雇用を選択して仕事を続けながら副業で研修講師を務めて2年となり、会社勤めに終止符を打つこともそろそろ考えないといけないなとおぼろげながら考えていた時、おじさんLCCのブートキャンプを知りました。会社を辞めると研修講師が本業になるため、それ以外の活動を模索したいと思っていましたのでブートキャンプに参加して考えてみようと申し込みました。
2.受講することの迷い
その頃は副業の研修講師の受注件数が増え、会社勤めの片手間仕事では済まない状況になっていました。平日は日中会社で仕事、夜は研修資料作成やおじさんLCCなどオンラインの会合や勉強会。土日はオンライン研修や県外でのリアル研修などスケジュールがタイトで、その上3ヶ月に渡るブートキャンプが受講できるのか正直自身はありませんでした。でも、思いついたらとりあえずやる性格、「やろうじゃないか」という気持ちが勝りました。
3.事前課題で考えたこと
・今の会社を辞めて個人起業or会社設立、もしくは単なる個人で業務受託の可能性と是非を模索する
・自分が強みとするメンタルヘルス分野でのニーズが本当に必要とされているのか知る、自分の能力や価値はいかほど?
・今の会社を辞めるとNPOの仕事1本になるので、3足の草鞋(アルバイトを含めた仕事)を目指す必要がある
・自分のスキルや経験、人間性も含め、自分の市場価値はどうなのか?気になる(自分は求められる人材なのか?)
・勉強を続けていると、気持ちに張りがあって妙に落ち着く(これはある種逃げ…?)
4.各回の概要
第1回~心構え~
・「かも」でいいから始める(やりたいかも、好きかも、できるかも、求められているかも)
- メンタルヘルス研修(BtoB)、オンラインで相談対応(BtoC)、
- 今のNPO以外の研修講師を受託する
- 東京大阪で研修やセミナー
- ワーケーション(旅行+研修の仕事を県外で)
・積極的に失敗する
⇒ 失敗することに失敗!大した失敗はできず。副業でオンライン申請したものはなぜか全部採用された
第2回~奇跡引き寄せ~
・行動し続けることで奇跡は起こる
「そんな事あるの?」と思うでしょうが、実際、奇跡的な出来事が起きました。人に紹介してもらった方から「心療内科クリニックでカウンセラーとして働いてみませんか?」とお誘いを受けて、クリニックの院長から採用面接を受けることになったのです!!
第3回~仮決め~
・仮決めして行動する
ブートキャンプの仲間どうしで提案しあい、私も提案されたものを調べてみました。
- ココナラ「悩み相談、仕事・職場・キャリアの悩み相談」
人気は占い、恋愛相談・夫婦関係など個人的な悩み相談が主流。目指している方向性と違うので見送り。
- MCモチベーション&コミュニケーションスクール「ネットワークカウンセラー」
経験分野の申請で認知療法や家族療法など臨床専門家向けのような項目があり、臨床実務経験が求められている感じがする。カウンセリングルームを開設していているか、実践している心理療法は何か、所属する学会(日本精神分析学会等)は?など心理専門職向けの質問事項があるので無理みたい(自分は臨床家ではない)
- おっさんレンタル
対応エリアに大阪を入れたいが、会社を辞めるまでは難しい。日程など柔軟に対応できないと難しそう
- Yellに登録、傾聴サポーターになる
登録申請したところ、傾聴サポーターとして登録されました
- うららか相談室のカウンセラー
公認心理士か臨床心理士でなければ難しいみたいでしたが、申請したら採用されました(⇒でも仕事は来ない!)
- 代理サーチ以外の行動:カウンセリングルームを開設している先生にお話を聞く
知り合いの染物作家にカウンセラーの先生を紹介してもらい、会いに行ったところ心療内科クリニックで働かないかとお誘いを受けました
新規開業するクリニックで精神保健系の国家資格保有者を探している心療内科医に、採用面接を受けることになりました
第4回~個性・強み~
・個性や強みをグループメンバーから出してもらうと、「なるほど、自分はそう見られているんだ」という発見があり、まさに“目からうろこ”でした
第5回~IKIGAIワーク~
・ほめるは価値発見
好きなこと情熱を持ってできること、得意なこと、専門性を持っていること、世界が求めること、稼げることを考えました
第6回~オリジナルの自己価値発見ワーク~
・素直な自分の気持ち、状態
「自分らしくいられた」とき、そのとき「どんな気持ち」になっていた?、『価値観』はなに?、について考え、発見につながりました
5.行動のまとめ
SBCがスタートしてからの行動とその結果
これまでの行動を振り返り、今後どのような行動をしていくかにつなげることができました。やってみて違ったこと、やってみて深堀してみようと思ったことを“書く”ことで、自分の軸が分かってきました。
6.参加しての感想
- 大変だったこと
・他の参加者の方も「スケジュールがタイト」と感じる方がいたようですが、私もブートキャンプの課題をこなすことが大変でした。仕事や副業の資料作成、オンラインセミナーなどの合間の「隙間時間」を利用して課題をこなしていました。オンラインでブートキャンプを受講した後、副業の資料作成で深夜1時過ぎまで作業することもあり、肉体的にもヘトヘトでした。
- 良かったこと
・改めて自分をたな卸ししたことで、これまでの自分を整理整頓できた
・副業の広がりを模索してモヤモヤしていたが、「行動してみる」きっかけをもらって前に進めた
・行動を起こせば必ず何かが起きた
7.ブートキャンプ中の行動の成果
- うららか相談室の相談員に採用
- Yellの傾聴サポーターに登録
- 心療内科クリニックのカウンセラー採用面接にこぎつけた
- 行動していないのに降ってわいたこと:キャリアコンサルティング協議会からキャリコンの仕事の打診があり、京都の会社と業務委託契約(ブートキャンプに参加したことで、思いもかけない事が起こった!)
8.セカンドキャリア・ブートキャンプをお勧めする理由
セミナーや書籍等で学んでいるものの、そこから次の行動に移る段階で悩んだり模索されている方は多いと思います。セカンドキャリア・ブートキャンプはそんな方の背中を押してくれます。セミナーや研修と異なり、仲間でグループを作りお互いの考えや活動を共有することで刺激しあい、活動を通して「自ら動く力」が身につきます。
9.キャンプ参加後の課題
オンラインでの活動の可能性は見えてきたものの、都市部(首都圏・関西圏)のリアル研修の仕事を見つけるのはこれから。首都圏・関西圏でメンタルヘルス問題(休職者や退職者)に悩む企業を紹介してもらうきっかけをどう見つけるか?という課題を解決できていません。ブートキャンプは『留年制度』があるので、私も留年して引き続き自分の課題に向き合っていきたいと思います。みなさんも『新しい自分』に出会うため、行動を起こしてみませんか?