そこに至るプロセスをいかに楽しく継続できること=幸せ

あまりにも刺激が大きい体験をすると、それを自分の中で消化するのに時間がかかります。

それは異国にしばらく滞在して、非日常をたくさん経験した旅に似ています。

それが、今回参加したSCB6期でした。

参加者は私を含めて四名で、正直少ないのでは?という第一印象でした。しかし、キャンプが始まるとそれは杞憂に終わりました。参加者の熱量が高いので、相乗効果でどんどんヒートアップしていってノリがよくなっていったからです。

この安心安全の場では、普段あまり外に出さない内面のパッションを、もしかしたら出しても大丈夫なのかもしれないと思い始め、キャンプが終わる頃には、調子に乗りすぎたなと思う場面もあったくらいです。

キャンプを一言で表すと、ワクワクして楽しかったです。

キャンプの最終盤で、ちょうど夏休みに入ったということもあり、二泊三日の一人合宿に出かけました。これはリアルな非日常体験を意図的につくったということです。その合宿中に、おなじ6期の受講生とリアルでお会いして熱く語り合うこともできました。私はこれを「リトル・ジャーニー」と名付けました。

キャンプ期間中は、宿題をしたり、代理リサーチという他の参加者に良いと思う事を勝手にリサーチして情報共有したりしました。

それはビリヤードの玉突きに似ています。次から次へと、思考、発想、気付きが湧いてきて、それが相互に玉突きして連鎖していくような感覚です。

私のキャンプ参加の最初に立てた目標の一つに

「準備中コンテンツ『経験の棚卸し講座』を、皆さんの生の声で磨き上げたい」がありました。

その目的は、代理リサーチという課題で見事に実現できました。

今まで個人的にシニアの方々に定年前後の悩みや希望をアンケートを取ったり、直接ヒアリングをさせて頂いたりしてきました。それは、二年前に苦労して取得したキャリアコンサルタント資格を実際のフィールドで活かすための準備でした。

しかし、情報は増えていきましたが、なんとなく実際の多様なシニア像とはズレているという違和感を抱いていました。

しかし、今回のキャンプに参加して、そのモヤモヤの原因が分かりました。

それは、お互いがセカンドキャリアを真剣に考える当事者同士として、リアルな体験、忌憚ない意見を交換出来た今回のキャンプに比べると、今までの調査は自分自身は傍観者視点であったということです。

自らが実際に行動して、上手く行ってもいかなくても、それをキャンプで共有することによって、たとえ失敗して落ち込んだとしても、参加者からエネルギーを頂いて再び現実の場にもどって行動をつづけられたことがとても良い体験でした。

キャンプで忘れてはならないのが、多彩な講師陣です。参加者四人に対して講師が五人という破格な環境でした。

生徒と教師の比率が非常に高いと言われるハーバード大学でも、その比率は7:1だそうです。そりゃあ密度、熱量高くなるはずです。

講師の方々の多様で多角的な講義、アドバイス、コメントが非常に刺激になりました。正直、語られる情報だけで言えば目新しいともえるものは少なかったかもしれません。

しかし、本質は実体験をもつ生身の人間が肉声で私たちに伝えようとしてくれる熱いメッセージです。それが私たちの心を動かし、その結果として行動に駆り立ててくれたのです。

講師の方々、そしていっしょに受講した仲間たちに心から感謝致します。本当にありがとうございました。

SCB6期を総括するとこうです。

再就職が決まった、資格を取れた、副業で受注できた….等の具体的で目に見える成果と言えるものは正直達成できなかったです。

行動の先に何かしらの自分が達成したことを実現したいという欲望はあるのですが、本質はその結果ではなく、

「そこに至るプロセスをいかに楽しく継続できること=幸せ」

ではないかというところに着地しました。

そういった意味ではとても満足のいく楽しい3ヶ月間でした。

ここまでは、総括的な感想ばかり書いてきたので、最後にキャンプの期間中に実際に自分がやった事をリストアップしてみます。

・近所の文化芸術大学の聴講生願書を出して受理された

・キャンピングカーで日本中を旅したいという希望の第一ステップとして、安価なコンテナホテルという施設を見つけて実際に、二泊三日の小旅行を二回した。キャンピングカーの中古販売店へ行って実際に車にのったり営業マンに説明をうけた。

・定年延長満了前に退職することに決めて実際にもうじき退職するはこびになった

・47年間の仕事の総棚卸しをした。

膨大な過去の仕事のデータを検索して、主要な情報は抽象化してアーカイブ

経験した仕事を細かく分類して階層化して整理したマインドマップを作成

・二泊三日の一人合宿をした。これがリトル・ジャーニーです。

合宿のテーマは講義で学んだ、人・本・旅を二泊三日に全部詰め込んで、身体、脳を非日常に放り込んで筋書きのない偶然の連鎖を意図的に起こさせることでした。例えていうと、核分裂反応のような感じでした。

そこでの気づきの一つが、自分は「探査的学習」が好きだということです。以前は、海外旅行に刺激をもとめていましたが、その本質が海外に行くことそのものではなく、本質は「未知との遭遇」を欲しているのだということです。

例えて言うなら三歳児が近所のマーケットにママと行くときに、なんだかやたらと寄り道ばかりしてとっても時間がかかるあれに似ています。

*探査的学習(自ら問いを立て、試行錯誤しながらより良い答えを創り出す学び)

・シニア退職者として求職活動を始めた。

ハローワークのオンライン職業相談をした。

ハローワークにリアルに行って、求職支援の一環としてある、専門実践教育訓練給付金制度の使える自分にあった講座について相談して、「AI駆動開発&要件定義コース6ヶ月 」を発見した。同時に、専門実践教育訓練給付金リサーチアプリ、job-tag有効活用アプリ開発のアイデアを思いついた。

*job-tag(厚生労働省が提供する、仕事内容・必要なスキル・適性などを見える化した職業情報サイト)

・ライフラインチャートの発展版アプリのプロトタイプをバイブコーディングで完成させた。

*ライフラインチャート(人生の出来事と、その時々の満足度・感情の変化を、時間軸上の曲線で表した自己分析ツール)

・AI活用の為に、個人教授のプログラミング授業を開始

・読書コミュニティに登録

・二十年来行きたくて行けなかった、近所のイタリアンレストラン「カリメロ」へ夫婦で行った

・キャンプの終わりに、ピアメンタリングの提案をした

*ピアメンタリング(対等な仲間同士が経験や知識を共有し、互いに学び合い成長する仕組み)

・エールのサポーターを開始

*エール(社外のサポーターが社員の話を聴く、オンライン1on1サービス)

・タスクシュートベーシック講座受講

毎日アナログのメモ帳でタスクシュートを実践開始

*タスクシュート(日のタスクを実行順に並べ、開始・終了時間を記録しながら進める、日本発の時間管理メソッド)

・新しいランニングシューズを購入して毎日朝散歩開始。いまも継続中。

直近の人間ドックで健康診断数値が改善されてメタボ認定から脱出

・LCCの横浜周辺のメンバー六人とモーニング&ランチをして、初めてリアルLCCメンバーと対面した

・たくさん本を読んで参考にした

「やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ」

「人生のレールを外れる衝動のみつけかた」

「IKIGAI」

「「死ぬとき幸福な人」に共通する7つのこと」

アニメ「チ。」

「資本主義と、生きていく。~歴史と思想で解き明かす「構造的しんどさ」の正体」

「死ぬ瞬間の5つの後悔」

「お金の減らし方」

「人生の終わり方を考えよう 現役看護師が伝える老いと死のプロセス」

「人文知は武器になる」

「血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか」

「植草甚一ぼくたちの大好きなおじさん: J・J100th Anniversary」

「ノマドという生き方――旅暮らしの人類学」

「成瀬は天下を取りにいく」

以上。